第2回 ~BMWてなんだ~

第2回目はBMWとはなにか?

メディアとは違った一介のしかし特殊な職業の勤め人の視点で長くならない程度にお話します。他のメーカーと比較しての立ち位置を見てみたいと思います。

書いていて気になったキーワードは後に因数分解してみましょう。コンサル風に。

BMW ビーエムダボユー ビーエム

ドイツの自動車メーカー、Bayerische Motoren Werke AG、バイエルン発動機製造株式会社 。バイエルンのエンジン屋。

日本での立ち位置はジャーマンスリー、ドイツプレミアム御三家(アウディ、ベンツ、ビーエムダブリュー)。一応「プレミアム」カーに属する車を製造するメーカーということになります。

ただし、名前からわかる通り、実は全然プレミアムじゃないですけどね、走り以外は。だってエンジン屋だし。

以下、さっそくどんな車かを見ていきましょう。

大雑把な特徴

キドニーグリル

BMWの特徴的なグリルでキドニーは英語で「腎臓」、豚鼻とも揶揄されます。G型等のモデルでは状況に応じてグリルはシャットされ空気抵抗軽減に一役を買うようです。

ほぼ前後50:50の重量配分とFRレイアウト

理想的にはエンジンがどこにあろうが旋回には関係ないのですが。(車は自転しながら公転するため)そして、FFのBMWの見事なニュートルステアをみると。

しかし、クーペ、セダン系の美しい旋回を体感するとやはり何かあるのかな?とも思います。

ホフマイスターキンク

Cピラーのカーブのことです。一旦ななめ後ろに傾斜して、Cの字に折り返しているかと思いますが、あれがBMWこだわりの造形です。

ベンツやアウディ、レクサスでも鋭角に折り返すことはあっても曲線で折り返すのはBMWのみとなります。

ジャーマンスリーでの比較

BMW、そのクオリティ

アウディ≒ベンツ>>>>BMW

ボディのチリから内装の作りこみに至るまで。よくネットで「軽自動車以下」などとたたかれますが、その通り。サンバイザーがむき出しのプラスチックであったり。GT-Rの開発者、水野氏がいうようにパネルの隙間が大きい上に左右で違うなど。ベンツとかアウディが横に並ぶと隙間でか!!と思いますから。もちろんレクサスとも勝負になりません。

ただし、足回り等はリフトアップして覗き込むと非常にきれいに設計されていると思います。走りに関する部分は他と比較して劣るものはないかと思います。

ブランドイメージ

これは個人に寄る。間違いないのはベンツ。リッチがサラッと買うイメージ。とくにキ○オタが乗ってるのを見たことがないのはすばらしい。どんな高級車でもオラついたオーナーは一定数存在するので仕方がないのですが、○○○みたいにオカンが助手席で運転席がキモ○タ、というのはベンツにはない。これは女性にとっては安心かも。アウディやBMWにはわずかにキ○オタが存在する。とにかくこのブランドイメージを気にして「外車」を欲するならベンツしかない。

得体の知れない安心感と社会的ステータス

ベンツ>>>>アウディ≒BMW

上記理由による。つまり、日本においては少なからず「ベンツ」がいないとBMWやアウディは立ち位置を確定できない可能性がある。もし「ベンツ」が存在しなかったとしてもベンツの客をBMWやアウディが抱え込めるとは到底思えない。しかしその逆はあり得ると思う。とても定性的なお話ですが。

ただし、ベンツに乗ると多くの人には「尊大になる」オプションがついてきますので、自尊心が必要です。

自転と公転の美しい関係(なんだそりゃ)

BMW>>>>ベンツ>アウディ。これについてはBMW、ビーエムに勝るものはない。本当に美しい。どんな駆動方式、車でも車は自転しながら公転するが、とくにセダン、クーペ系のノーマルサス(Mスポはだめ)のツボにはまった時の自転の美しさは他に類を見ない。というか自動車の旋回における、真、善、美とも言える。これは前後重量配分やFRといった駆動方式よりも作り手のセッティングの妙と思われる。奇跡的に「成立」した旋回における「美」を感じる瞬間がなんどとなく訪れる。あらゆる状況において、4つのタイヤが作り手の意図したであろう接地を出した時の旋回が美しい。え?そんなこといってるからキ○オタなんだって?

ところで、この自動車の旋回における真善美にドライバーを近づけようとしているのがわが日本のマツダ、Gベクタリング。この機能で設計者が理想とする4輪の接地を実現し、そこから自転と公転の美しい関係を導こうとしている。

FF車が最も苦手な一般道、上りのゆるくながく回りこむ右カーブでも引きづり感がでない。

わからないなら

ISBN4-13-082081-8

芸術学の13章を参照して下さい。

乗り心地

ベンツ≒BMW≒アウディ

これまた定性的なお話ですが・・・・ただし、日本に入ってくるドイツ御三家の車の多くが、見た目重視(日本のユーザーが未熟)なため、本国よりも大きいホイール(大体1インチは大きい)、即ち薄いタイヤ(衝撃吸収性に劣る)を履いた、履かされたグレードとなり国産車に比べると乗り心地が期待値の大きさも相まって一般的に悪いかもしれません。想定される速度域もやや高めですから。

特にBMWの「Mスポーツ」。90年代の走り屋の車のごとく、コンビニの段差等で車の全体がゆすられるような固い足回りが好みでない限り「Mスポーツ」はやめておきましょう。気になる人もかならず助手席に乗る予定の人と、スムースではない路面で試乗を行ってください。サーキット?そんなところ走らないでしょ?走ったところでシロートではタイム差なんかでないですよ。

 

BMWなんて買わない方がいい。

だってそんなマニアックなクルマ乗ってどうするの?異性受けならベンツかアウディのほうがいいよ。え?じゃあなんで買ったの?

そりゃあかっこよかったら。そして試乗の際に旋回における「美」を感じたから。

けどA5のクーペもびっくりするくらい格好良いよね・・・高速道路を快適に走るならA5だったかなあ。

余談 ~自動車評論家(笑)のウソ~

彼らは自分のお金での所有が前提でないどころかメーカーからお金をもらいますから。正確な評論など期待するほうが問題です。特に乗り心地。明確に悪いのに、「大きな入力もよく出来たダンパーが一回で動きを収束させるので不快でない」という数十年来の表現には十分に注意しましょう。言い訳しなければならないほど乗り心地は悪いのです。これはマクラーレンやランボルギーニ、フェラーリといったスーパースポーツから御三家のスポーツグレードにまで共通して使用される便利な表現なようです。ちなみに動きを収束させるは、サスペンション=バネ+ショックアブソーバのうちショックアブソーバですが、やわらかいバネを使用したグレードでもショックアブソーバが適切に動作するので、収まりが悪いということはありません。

同様の文言で最近話題のディーゼルエンジンが、「ガソリン並みに静か」というのがあります。そんなわけないから。そう書いてあったら、間違いなく「うるさい」それもガソリンエンジンに比してかなり。アイドリング時に何ヘルツの音が何デシベル出でいるか計ってみろって・・・